オシムの言葉
『オシムの言葉-フィールドの向こうに人生が見える』
木村元彦 集英社インターナショナル 05年/12月刊
私の周りでは最もサッカー好きなK海さん(今回も現地観戦に行ったらしい)がこの前言ってました。「オシム、いいなあ。。」
へえ、いいんや。。
ジェフの監督ということ以外、何にも知らない似非サッカーファンの私は、本屋で偶然見つけて即、買いました。
さて、どんな人か?本文から抜書きすると、
「Jリーグのオールスターサッカーのサポーター投票で監督部門を独走する男」であり、「現役生活は12年間、特筆すべきはイエローカードを1枚も提示されなかった」らしい、すげえ!
オシム語録という言葉がメディアでよく採り上げられているし、この本もよく出てくるので、まさしく語録のような本かと思ってましたが、そういうわけではなく、オシムのこれまでのサッカー人生を紹介するような内容で、当然、祖国の問題にもかなりページが割かれていました。その辺の問題は地名がややこしくて地図でも挿入されていればもっとわかりやすかったんですけどねえ。
感想ですが、監督としてよさそう!ぜひ日本代表を率いてもらいたい!と思いました。ちょっとお歳ですが。。
読む前は、オシム語録として紹介したいものがたくさんあるかなと思ってたのですが、そういうわけでもなかったです。語録というにはふさわしくないけど1つだけ紹介。
「日本人は平均的な地位、中間に甘んじるきらいがある。野心に欠ける。これは危険なメンタリティーだ。受身過ぎる。(精神的に)周囲に左右されることが多い。・・・」
それと、ジェフで通訳をしている間瀬氏についてピックアップします。
「彼は現役生活をすべて海外で燃焼した稀有な日本人フットボーラーだった。/日体大を卒業後、単身海外に渡り、サッカーで生活を立ててきた。渡り歩いたのはアメリカ、メキシコ、グアテマラ、エルサルバドルそしてクロアチア。(2部とか3部ばっかりらしい)・・・「人生なんて、みんな、価値観、それぞれ違うわけじゃないですか。サッカーなんてどうでもいい、サッカーなんて嫌いな人だって世の中にいるわけです。でも自分はサッカーを好きで、とことん追求することができた。代表になれたわけではない。サッカーで大金を稼いだわけでもない。それでもね、確かに自分は貫いたという自負があります。」」
Jリーグの試合はガンバ以外は全然見ませんが、ジェフ市原ちょっとチェックしときます。
評価:8点
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