新リア王 上・下
『新リア王 上・下』 高村薫 新潮社 2005年10月刊
ブログを始めてから初の高村作品レポート。高村薫は私の最も好きな作家のうちの一人。ブログ上で以前触れたことがあるが、月刊「新潮」で連載中の「太陽を曳く馬」を読むための準備として、この作品を読んだ。
合田雄一郎シリーズ=「マークスの山」「照柿」「レディ・ジョーカー」の三部作。全て10点。
福澤彰之シリーズ=「晴子情歌」「新リア王」。こっちのシリーズは推薦しない。
この2つのシリーズが「太陽を曳く馬」にて合体するとのこと。楽しみだ。
「新リア王」でも一瞬だけ合田が出てきて、おっ、と思わせた。
「晴子情歌」は読了するのがとてもしんどかったが、今作品もまたしかり。手を付けてから半年以上かかった。。なんせエンターテインメント度=0点だから。でもリアリティのある虚構(フィクション)の構築力は圧倒的。政治のこと、仏教のこと、哲学のこと、等々、かなり専門的で難解。
全然おもしろくはないが、読み応えはたっぷり。
その半端じゃない筆力に敬意を表して、
評価:9点
余談だが、表紙の絵画はレンブラント作。
うちの奥さん、言い当てよった。びっくりした。
| 固定リンク
|


コメント