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2007年8月28日 (火)

カンブリア宮殿

Photo 『カンブリア宮殿 村上龍×経済人』 日本経済新聞出版社 07年5月刊

見たことはないが、TV番組を本にしたもの。対談ものは結構好み。
この本に収録されたのは以下の22人。

張富士夫―トヨタ自動車会長
福井威夫―本田技研工業社長
大橋洋治―全日本空輸会長
後藤卓也―花王取締役会会長
古田英明―縄文アソシエイツ代表取締役
堀威夫―ホリプロ取締役ファウンダー
岡野雅行―岡野工業代表社員
松浦元男―樹研工業社長
笠原健治―ミクシィ社長&近藤淳也―はてな社長
伊藤信吾―男前豆腐店社長
宋文洲―ソフトブレーン創業者
野口美佳―ピーチ・ジョン社長
寺田和正―サマンサタバサジャパンリミテッド社長
渡辺美樹―ワタミ社長
吉田潤喜―ヨシダグループ会長
高田明―ジャパネットたかた代表取締役
平松庚三―ライブドアホールディングス社長
澤田秀雄―エイチ・アイ・エス会長
北尾吉孝―SBIホールディングスCEO
原田泳幸―日本マクドナルドホールディングスCEO
稲盛和夫―京セラ名誉会長

いつものように抜書き。#は私のコメント。
めっちゃ抜いた。。

○福井氏(本田技研工業社長)
村上:福井さんがホンダに入ってきた人たちに向けて話したことを紹介したいと思います。「入社してホンダウェイを学ぶのもいい。しかし君たちが何か持ってくる。何かしなければ、明日のホンダはない。ホンダを変えることに自分たちの価値があるんだ。ホンダのために働くと考えること自体、すでにホンダウェイじゃない。人が何のために働くのかというと、会社のためじゃない、自分のために働くのだ。それは、いつの時代も世界中、どこでも共通だ」。

#これが末端まで行き渡っているとしたら、いい会社だ。

 
○後藤氏(花王取締役会会長)
後藤:たとえばクイックルワイパーという商品は、紙おむつをつくっている部隊と、お風呂場や床、食器用の洗剤をつくっている部隊がうまく知恵を出し合ってできました。紙おむつをつくっている人が掃除用品に関心がなければできなかったし、掃除用品をつくっている人は普通、紙おむつまで発想がいきません。そういう意味では両者のコミュニケーションがうまくいった例だと思います。

#あるべき姿だ。うちの会社にはありえそうにないなあ。

 
○古田氏(縄文アソシエイツ代表取締役・・企業の社長や取締役を専門にヘッドハントする会社)
古田:50過ぎた今、どういう時に自分の根が生え始めたかなと振り返ってみると、やはり苦しくて、嫌で嫌でたまらなかった何年間かが根の生え始めたころで、特に20代後半はそういう時期だと思うのです。そこで根が生えないうちに別の鉢に移ってみても、どうかなというのが私の思いです。
・・・
古田:苦しい目に遭っている時に、限界まで苦しくならないと、本当にそれが自分に合っていないことなのか、何が違うのかが見極められないと思うんです。よく若い方が「好きなことをやりたい」と言います。確かにそういう気持ちは大切ですが、職業人としては目の前の仕事をどうしたら好きになれるかということが先だと思うんです。目の前のことも好きになれない、愛せない、あるいはギリギリの努力もしないで「じゃあこっちに」と安易に転職を繰り返していては、いつになってもたどり着けないんじゃないでしょうか。

#若くはないけれど、まあ、がんばりますか。。

古田:自分がひもじい思いをしても、残りの9人の人間が食べられるようにする、自分の命を落としてでも、残りの99人が生きられるようにするのが、リーダーの役割です。

#そういうリーダーについていきたいし、そうなりたいもんだ。なるのはムリそうだが。。

 
○岡野氏(岡野工業代表社員・・町工場の世界一の職人として有名)
岡野:図面なんて書かないもん。図面なんてないんですよ、私。どんな複雑な自動機でも。
・・・
岡野:計算してその通りにできるんだったら、潰れる会社はないよ。図面通りにやって金型が動いたら、職人なんていらない。そういうものなんだよ。

#ありえない。あのボビーさんもドラゴンフライの図面はないと聞いた。常人ではない。

 
○松浦氏(樹研工業社長)との対談後の村上龍の言葉
才能というのは、あることをいくら考えてもいくら勉強してもいくら実験してもいくら作業しても「飽きない」ことを指す。だから、いくら時間と知恵を費やしても飽きないというモチベーションを持った人は、必ず成功する。

#同感!

 
○宋氏(ソフトブレーン創業者)
宋:社員が必死になって結果を出しても喜ばない。社員に楽をさせながら成果を出せるのが嬉しい。

#すばらしい!

 
○野口氏(ピーチ・ジョン社長・・下着の通販会社)
野口:ワコールさんとうちの比較をしてもいいですか。たとえば、ワコールさんには人間科学研究所という研究施設があって、年間に何千人という女性モニターに裸のデータをとらせてもらうんです。その数値を割り出して、標準値を出したり、年齢を追うごとに女性の身体がどう変わっていくか、汗のかき方、胸の大きさの違い、といった研究をされているんです。でも、私たちの会社でブラジャーを作る場合、みんなで裸になって「これカッコイイね」とか、「これはすごく胸が寄るよ」とか言いながら、「これは売れるね」「これはダメだね」「ここにもうちょっとこういうものを入れよう」「ワイヤーの形をもっとこうしたほうがいいね」ということをやってきたんです。
・・・
野口:着け心地も、すべてデータになっちゃうんです。何時間つけていて、どれくらい汗が出たとか、どれくらいで赤くなったとか。私たちの場合は、「これ一日つけてると、ここがかゆくなる」みたいな。

#ワコールのやり方はすごくよくわかるだけに、目から鱗。。

 
○渡邉氏(ワタミ社長・・居酒屋の和民)
渡邉:子どもたちに夢を聞いても、夢がないんです。いい中学、いい高校、いい大学に入ることが夢で、それ以上は答えられない。「何でかな?」と思い、ずっと子どもたちと触れ合っているうちにそれがわかったのですが、無関心なんですね。マザー・テレサが、「愛の反対は無関心だ」と言いましたが、極論すれば愛がないんだと思います。要するに自分は何もしなくても食べていける。すると、関心がなくなっていく。

#今に始まったことではない、私が子供の頃から夢を持ってるやつは少数だったと思う。そういう自分のことは棚に上げて、今の子供たちには夢を持ってもらいたいと思ってしまう。しょうがない気がする。

渡邉:こちらが向いていると思っても、本人は向いていないと思うこともある。そういう時に「お前、あと半歩だよ」と思うことが結構あります。それはつまり、自分で夢に終止符を打っているんですね。夢というのは諦めた時に終わりですから。諦めなければずっとその物語は続いているんです。ですから半歩でやめてしまう子が多いのは残念です。

#大事なことやね。

 
○高田氏(ジャパネットたかた代表取締役・・テレビ通販の話術師)
高田:できないと決めているのは誰かというと、自分自身なんです。人は決めてませんから。まず自分ができると信じること。あまり考えずに、思ったようにやってみること。やってみてできなかったら、やり方を変えてみればいい。それと、それを続けてみることです。やってみたけどダメだったっていうのは、いくつもあります。人生80年生きていくわけだから、エンドレスでやり通すことではないかと思っています。だから続ける精神力はいるだろうと思いますね。でもあまり悩まずにやってみたら、結構できることは多いんじゃないかと思うんですけどね。
村上:続けるというのは難しいですよね。僕も30年、小説を書いていますが、成果を出して成功するよりも、継続することのほうが才能ではないかと思うんです。どれだけやっても飽きないし、考えたり、工夫したりすることを続けられるのが、ひょっとしたら才能というものじゃないかと思うんですよ。

#抜粋内容が偏ってきたかも。。

 
○平松氏(ライブドアホールディングス社長)
平松:外資系でトップを何社かやってきたのですが、・・・求められるのは、一つは立て直す。走りながら修理する。成長を持続させながら、赤字を黒字に転換するという、結果だけが求められます。評価の基準はすべて数字です。ある意味で単純なルールのゲームですが、結果がすべてで、数字がそれを表す、それ以外は何もないんだというのが身にしみてきまして、非常に気持ちのいい世界でした。

#気持ちいいかどうかはその人によるだろうが、数字は大事だと思う。後に残るものは数字だし、自分以外は数字しか見てくれないし。

村上:堀江前社長があまりに有名になってしまった反面、ではライブドアとは何をする会社なのかわからない人も多いのではないかという気もします。・・・
平松:・・・顧客参加型のメディアにいち早く取り組んできたのがライブドアの強みで、たとえばブログでは日本では最大の規模です。他の会社も同じことを志向していますが、お客さまとメディアをつくっていこうという新しい動きでは、ライブドアはダントツです。

#ライブドア、確かに何をする会社かよくわからないが、この人はえらくかしこい人だという印象を受けた。

 
○澤田氏(エイチ・アイ・エス会長)
澤田:一番苦しい時、辛い時こそ、正々堂々と明るく元気にやる、ということが一番大事です。これは僕の好きな言葉なのですが、そこでくじけてしまったら終わりです。問題が起きると人間は暗くなりがちですが、そこで暗くなってしまったら沈むだけです。もがけばもがくほど沈んでいくと思います。

#精神論っぽいが、見習うべきだと思う。

 
○北尾氏(SBIホールディングスCEO)
紹介文より:・・・北尾に転機が訪れる。担当企業の一つ、ソフトバンクでの会合を終えた後、「1分間だけ時間をいただけませんか」と、社長の孫正義に呼び止められた。「うちに来てくれませんか」という誘いだった。当時のソフトバンクはまだ店頭公開したばかりの新興企業。迷った北尾は10日間の猶予をもらい、野村総研の資料室にこもって、孫正義やインターネットに関する文献を読みつくした。そして得た結論は「孫正義という男は、類まれなるものを持っている。IT業界は必ず伸びる」。こうして1995年、北尾は天下の野村證券からソフトバンクに転職する。44歳の決断だった。

#かっちょええ~。英雄、英雄を知る、ってか。

北尾:何かうまいこといかないからと、人間はすぐ悩んだり悲しんだりするでしょう。うまくいくのが当たり前だと思っているから、そう思うのだと思います。僕はそうじゃなくて、ほとんどのことは、うまくいかないんだと思っています。うまくいったらラッキーなんだと思うようにしたらいいと思うんですね。

#期待なんてするもんじゃないしね。

 
○原田氏(日本マクドナルドホールディングスCEO)
原田:単身赴任、これも非常に冷酷だと思います。やはり家族が一番なのであって、仕事は自分の人生の一部なのですから。アメリカの企業では、会議中でも「今日はファミリーとのアポイントメントがあるから帰らせてくれ」と言うのは常識です。どんな偉い人が来ても、バケーションはバケーションでとります。個人を大切にするという理念の上に立って、プロフェッショナリズムが成り立っている。それがグローバル企業のすばらしいところだと思います。
村上:海外の人には単身赴任というのはわからないみたいですね。僕も海外のメディアからインタビューされると、過労死と単身赴任の話題がよく出ます。「家族をハッピーにするために働くわけだろう。それなのに家族を別れて働くとはどういうことなんだ」と聞かれると、答えられないんです。

#こういう文化こそ入ってきてほしいんだけれど。。特に日本の会社の人事部門に。

 

これだけ抜書きしたことだし、

評価:10点

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コメント

TVは何度か見ました 小池えりこが賢そうに見えて、やっぱ女は隣の男(このときは村上)しだいだなぁと思ったりしていました。
珍しく・・うじーえさんの覚書読破しちゃいましたw 
暑さに弱い、ひ弱な精神力にひとしずくの水となりました。これで、午前中くらいはもつかなぁ 
 

投稿: まき | 2007年8月28日 (火) 09時05分

補足ですが、ドラゴンフライの図面は当たり前ですが存在します。なければ耐空証明など取れませんから。ただ、図面を見ても何をどうやったらこんなパーツが作れるのかがサッパリ分からないというだけです。その、目から鱗なやり方をサクっと考案したり知ってたりするのがあの人達の凄いところなんです。

投稿: noma | 2007年8月28日 (火) 11時11分

>まきさん
午前中くらいしかもちませんか。
じゃあ、もっと書かなあかんの?

>noma
やっぱりあるよなあ、図面。
ところで、テキサスではボビーさんもターゲット勝負にハングで飛んだようね。ハングでもウィングオーバーとか好きなんやろか?

投稿: うじーえ | 2007年8月28日 (火) 23時41分

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