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2007年8月10日 (金)

沈まぬ太陽

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『沈まぬ太陽(一)~(五)』 山崎豊子 新潮文庫

以前、「クライマーズ・ハイ」を読んだので、御巣鷹山つながりで読んだ。そんな軽いノリで手を出したが、重いテーマだった。1985年8月12日、520名の犠牲者を出したジャンボ機墜落事故のことが第(三)巻にてほぼノンフィクション的に書かれている。私自身、当時、そんなに関心を持っていなかったのか、事故の惨劇、悲惨さに驚くばかり。。そういえば、もうすぐ8月12日。新聞に載ったりするのかなあ。

(一)(二):アフリカ篇、(三):御巣鷹山篇、(四)(五):会長室篇、という構成になっているが、(三)があくまでもメイン。とはいえ、それ以外の巻も(三)につながる重いテーマを扱っている。

安全を担うべき企業の腐敗ぶり、それが元は親方日の丸といったあたり、最近の福知山線脱線事故にもある程度共通するものがあるのではないだろうか。私はその福知山線を通勤路線として使っているが、事故前も事故後もダメな路線だ。JRはその他の私鉄に比べてレベルが低いと思う。不快な思いをすることは数え切れない。話がそれた。

「白い巨塔」や「華麗なる一族」といったドラマの原作で有名な山崎豊子、初めて読んだが、とんでもない取材量なんだろうと容易に想像される。まさしく社会派とはこういう人のことか。小説としてみた場合、登場人物が多くてついていけなかったり、セリフが説明口調っぽい感じでそんな会話はないやろう、というところが多々あり、ちょっと不満もあるが、それをカバーするだけの読み応えあり。

評価:9点

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コメント

俺も3年くらい前読みましたよー。
「恩地さん、何で会社辞めねーんだろ?」って思いましたが。
当時は転職とかそういう文化が無く、逃げ場が
無かったのかも知れませんね。
けど企業倫理なんて今も昔も無いのかも知れませんね。

投稿: noma | 2007年8月11日 (土) 13時22分

さすが、さくっと会社を辞めたnomaらしいコメント。
ところで職場の人間模様を綴ったmixiの日記おもろいねえ。次も期待してるわ。

投稿: うじーえ | 2007年8月11日 (土) 22時52分

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