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2007年12月13日 (木)

不都合な真実

Photo 『不都合な真実』 アル・ゴア

  ランダムハウス講談社 07年01月刊 2800円!

2007年ノーベル平和賞受賞。
地球温暖化についての大人向け絵本、という感じ。地球温暖化のためにこんなことになっている、という現状を豊富な写真やデータで警告している。グラフも少しでもわかりやすくなるようにとかなりデフォルメされている。この危機の解決のためにどうすればいいかということは巻末に少し載っている。基本的には警告の書。

少しばかり抜書きを。#は私のコメント。

 
わずか40年前、チャド湖(アフリカ)はエリー湖と同じくらいの大きな湖だった。しかし、雨が減る一方で人間が使う水の量は増えているため、どんどん小さくなり、今ではもとの大きさの12分の1しかない。(略)気候変動について理解すればするほど、私たちこそが真の犯人かもしれないと思えてくる。米国は世界の温室効果ガスの約4分の1を排出している。一方、アフリカ大陸全体で排出しているのは、世界全体のわずか5%ほどだ。(略)今こそ、この悪化しつつある惨事に及ぼしている自分たちの影響を、しっかりと誠実に見据えるべきだ。私たちは、アフリカの苦しみを作り出すことに手を貸してしまったのだ。私たちは、倫理上の義務からいっても、それを正そうとしなくてはならない。

現在では、先進国132ヶ国が京都議定書を批准している。先進国で京都議定書を批准していない国は、2つしかない。そのうちの1つが米国である。もう1つはオーストラリアだ。

#アル・ゴアによるアメリカ非難は随所に見られる。

 
北極では、地球上のいかなる場所よりも急速に気温が上昇している。

 
市場はすでに、風力発電は将来の電力源として最も成熟し、コスト効果の高い技術の1つであると判断している。米国中の電力・ガス会社がウィンドファームに投資をしている。2005年、GEのタービン事業は2倍になった。この分野の世界最大手であるベスタス社のおかげで、いまや風力発電機はデンマーク最大の輸出品である。デンマーク沿岸では、冬の風だけで地元のすべてのエネルギー需要を満たせる夜もある。2008年までに、デンマークの電力の4分の1は、空から引き出されることになる。

#日本では?

 
1984年、南極上空のオゾン層に、あっと驚くような穴が発見された。(略)1987年には、27ヶ国がモントリオール議定書に調印した。CFC(フロンガス)を規制しようという、初めての地球規模の環境条約だ。そして、科学の進歩に伴って、さらに多くの国が調印した。合計183ヶ国が調印している。そして、会合のたびに、議定書の言葉と要件を厳しくしていった。国連のコフィ・アナン事務総長は、モントリオール議定書を「おそらく今日まで最も成功した国際条約」と呼んでいる。(略)オゾン層の問題で私たちが経験したことは、政治的・経済的な利害の衝突があったとしても、世界の人々は実際に自らの過ちを修復するために協力できる、ということだ。今日、二酸化炭素の危機が私たちを1つにする時、CFCの戦いから得た教訓を思い出さなくてはならない。

 
評価:9点

 

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