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2008年5月14日 (水)

カンブリア宮殿2

Photo『カンブリア宮殿 村上龍×経済人2』 日本経済新聞出版社 08年2月刊

TV番組を本にしたもの。「・・・1」は以前書いた
この本に収録されたのは以下の24人。

田中邦彦―くらコーポレーション社長
伊勢彦信―イセグループ会長
安部修仁―吉野家ホールディングス社長
大林ヒロ史―日本レストランシステム会長
篠原欣子―テンプスタッフ社長
中村義一―三鷹光器会長
堀場雅夫―堀場製作所最高顧問
佐々木道夫―キーエンス社長
村上憲郎―グーグル米本社副社長兼日本法人社長
石原恒和―株式会社ポケモン社長
出井伸之―元ソニー最高顧問
池森賢二―ファンケル名誉会長
川鍋一朗―日本交通社長
飯塚克美―バイ・デザイン社長
小仲正久―日本香堂会長
鈴木敬一―築地魚市場社長
工藤恭孝―ジュンク堂書店社長
高木剛―連合会長
木瀬照雄―TOTO社長
加藤カズ康―キリンホールディングス社長
高須武男―バンダイナムコホールディングス社長
新浪剛史―ローソン社長・CEO
小林豊―小林製薬社長

以下、いつものように抜書き。#は私のコメント。

○安部氏(吉野家)
・・・みんな、自分の適性というのは自分の好き嫌いだと思っているじゃないですか。ところが、好き嫌いと才能とは別なんです。だから自分の今やっていることを全力でやっていると、たとえ嫌いだったことでも、他のやつよりできることはいっぱいある。目の前のことに全力を発揮し続けている限り、必ず周りの人はそれなりの評価はしてくれると思うんですよ。/・・・/自分に向くものはもっと他にあるはずだと思って決められないでいる人というのは、今を一生懸命生きてないんじゃないかと思うんですよ。そういうものはいきなりゲットできないし、何かを全力でやっているうちに、派生的に道が見えてくる。でも全力でやってないと、次の世界につながっていかないんです。だからどんなに小さなことでも、その役割を全うすると次の世界が見えてくると思うんです。

#正論。報われないと思われる時ほど、やるべきことをやってガマンか。。

・・・周りを協力させることと、周りの協力が得られるということは、決定的に違います。自然に協力者が現れてサポートしてくれることというのは確かにある。で、そのためには、誰よりも努力することがまずあります。ただエゴイスティックな自分を理解してもらう努力というのは、して当たり前と思うんです。そうではない努力、見えない努力をしているやつには必ず協力者が現れる。それが周りの協力が得られるということじゃないかと思うんですよ。それが大事なことじゃないかという気がします。

#いろいろ利害がからんだ場合も、協力する、しない、というのはあるけど。。

 
○中村氏(三鷹光器)との対談後の村上龍の談話
・・・一つのことに長期にわたって科学的努力を傾注すると必ず何事かをなし得ることができる、・・・しかし誰もが「一つのこと」に出会えるわけではない・・・/圧倒的な競争力を持つ技術や、事業としての成功は、何か特別な才能があり特別なことをやった人だけが獲得できるとたいていの人がそう考えている。繰り返すが、それはまったく違う。決定的に重要なのは、科学的な努力を長期にわたって傾注する何かと出会えるかどうかという一点なのだ。ほとんどの人はそういう対象に出会うことなく、あるいは出会っても気づかずに通り過ぎてしまうので、成功した人と自分の違いを認めたがらない。

#「一つのこと」に出会いたいものだ。

 
○佐々木氏(キーエンス)との対談後の村上龍の談話
30代で年収が1300万、営業利益が50%超という超優良企業のキーエンスだが、わたしは「人は石垣、人は城」という有名な歌詞を思い出した。・・・「人は石垣、人は城」という歌詞は、シンプルで、しかも石垣とか城とか盤石なイメージの言葉が並んでいるので、「一丸となって」会社を支えるという風に、誤解されやすい。「気持ちを一つにして」とか、ひどい場合には「滅私奉公」的な意味合いで語られがちだ。/だが、企業価値を決める優秀な人材というのは「自分を殺して全体に奉仕する人間」ではない。企業ビジョンを正確に理解し、自ら考えに考え抜いて問題解決に当たることのできる人のことを言う。

#正論。しかし、年収すげえ。。

 
○村上氏(グーグル)
グーグルは日本を含めて全世界を4つの地域に分けています。・・・/4つの地域というのは、まず北米はカナダとアメリカの2カ国。ヨーロッパはヨーロッパから中近東アフリカまでカバーしています。もうひとつ、アジアンパシフィックラテンアメリカという広大な地域をカバーしています。それに対して日本は、グーグルの中では唯一ひとつの国で地域を構成している。これはグーグルが日本という地域を非常に重要視し、特別な扱いを必要とする地域だと認識している証拠でもあります。

#グーグルからそういうふうに見られているということ自体がなんかすげえ。

あることをやっている人は、それについて一番よく知っているはずです。ですから、その人に私が「どうしましょう」と言われても、私も困るんですよ。せめてA案、B案、C案ぐらいは持ってきて、悩む時もあるでしょうから、私は「ところで君は、A案、B案、C案のどれだと思うか」と聞いて、「まあA案だと思います」って言ったら、「やっている君がA案だと言うんだから、A案だよ」と言うという感じです。

#いい上司だ。とりあえず否定するような人もいるからなあ。

いわゆる終身雇用というのが崩壊しつつあるわけです。特に外資の場合、それは保障できないということを明確に申し上げています。では会社に何ができるかというと、仕事を通じて、一生就職できる能力、一生雇用される能力というのをつける手伝いはします、ということです。それはお約束します。それを社員の立場からいうと、この会社でお給金だけもらうのではなくて、会社を踏み台にして次のステップへ進む、自分自身を自己啓発していく。そう仕事なり会社なりを考えたほうがいいんじゃないですか、ということです。

#確かに。優秀な人は会社を踏み台にしていると思う。

 
○池森氏(ファンケル)
最近、大学で講義をすることが多くなったのですが、「どんなに学問を積んでも、心が伴わなければまったく意味のないものになってしまうんですよ」という話をします。

#積んだわけではないが、心が伴っていなかったし、できることなら大学での勉強はやり直したい。。

池森氏との対談後の村上龍の談話
・・・興味を示すものと出会ったら「まずやってみる」ということだ。できるかできないかではなく、やるかやらないかだというのは才能に関する私の持論で、考えてみれば当然のことだが、「実際にやった人」しか成功しない。できるかできないかをずっと考え、リスクとコストに逡巡する人は、失敗もしないが、絶対に成功できない。そして、人生を振り返るときに「あのとき実行していたらどうなっていただろうと」繰り返し自問し、最悪の場合は後悔に苛まれる。後悔をともなう人生は、失敗した人生より恐ろしい。

#仕事においては、リスクとコストに逡巡することは多い。自分のことではなく上の方の判断のこと。しかし上の仕事としてはリスクマネジメントは大事である。
#自分の人生を振り返って、後悔は山のようにある。1本のフライトを振り返ってみても後悔だらけだ。。

 
○川鍋氏(日本交通)
・・・とにかくやるってことしか無いと思うんですよね。今、何かをやると、俺も同じこと考えてたんだ、と言う人がいるわけですよ。でも、やった人と考えただけの人の間には、20ぐらいの扉があって、それを1個やるために、1個扉を開け始めると、また次の扉があって。要するにやる事っていうのはいかに大変か。ただ、やった人にしかそれはわからない。やればやるほど、なんだ結構やるっていうのは意外とアバウトにできるのね、っていうのがわかってくる。/・・・次のチャンスが来た時にはぜひ、まあいいや、やっちゃえ、というふうに思っていただきたい。目の前のチャンスはまだ僕には早いとか、今はタイミングじゃないと思った瞬間に、どんどん逃げていっちゃう。そう思います。

#確かに、目の前のチャンスはすぐに通り過ぎるものだと思う。

 
○高須氏(バンダイナムコ)との対談後の村上龍の談話
どんな組織も人間関係が限定されて閉鎖的になると、川の水が澱むように緊張がなくなり能力を発揮できなくなる。だから統合・合併で新しい環境にさらされると、人は緊張し、外部に向かってアイデアを出したり真摯なコミュニケイトを図らざるを得なくなる。・・・/高須氏は「人間には大きな可能性がある」と考えている。だがその可能性が実質的に実を結ぶためには、人材が外部とのコミュニケーションによって鍛えられる必要がある。仲間内での仕事には批評性が少ないからだ。

#仲間内でも批評性があったり、人間関係が限定されていても緊張があったり、ということもあると思う。が、外部との接触の方がはるかに高いレベルが必要とされるだろうし、鍛えられるんだろうなあ。

 
○小林氏(小林製薬)
技術は必ず後からついてくると思っております。「技術ありきじゃないよ、まずニーズありきだよ」と言っています。

#確かに、シーズありきは技術者にとっては楽なんだが、大ヒットにはつながらないと思う。

対談中の村上龍の発言
・・・昔、ゴルフのマスターズの取材に行ったんです。出場しているのはすごいゴルファーばかりなのですが、プレッシャーのかかるラウンドが終わると、みんな暗くなるまでパターの練習をしているんです。非常にうまい人たちがこつこつと練習している。結局、プレッシャーの多いラウンドが終わったあとに、暗くまるまでパターの練習をしても飽きない、集中を続けられるというのが才能だと思ったんです。・・・

#暗くまるまで飛びたい。。もっと練習したい。。全然飛び足りんよなぁ。。。

 
評価:9点

 

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コメント

これ本になってるんだ!
知らなかった!
探してみよう!

投稿: ひら | 2008年5月14日 (水) 10時18分

ということはTV見てるんやね。
私は見たことがないです。おもろいんかな?

投稿: うじーえ | 2008年5月14日 (水) 23時14分

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