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2008年10月29日 (水)

トヨタの上司は現場で何を伝えているのか

Photo_2 『トヨタの上司は現場で何を伝えているのか』

 若松義人 PHP新書 07年3月刊

うちの本部長が何かの会議で推薦してた本。
内容は生産現場向きなので、私の仕事にはそれほど参考にならなかった。

以下、抜書き。#は感想。

・・・「目的と手段の混同」はしばしば見られる。・・・「なんのためか」を忘れてはいけない。常に「目的はなにか」を頭に入れてほしい。/・・・/「目的を見失うなんてバカなことを自分がするわけないよ」と思う人がいるかもしれない。だが、「この手段・手法しかない」と思い込むと、人は目的をいともたやすく見失なうものなのだ。

#見失なう。ふと気が付くとすでに見失なってる。俯瞰する目を常に持ちたい。

 
他人の失敗を見て笑う人は多いが、失敗の原因や歴史を真剣に研究し、学び、改善して活かす人は少ない。みずからの失敗はもちろんのこと、他人の失敗を活かすことが大切だ。

#同感。他人のフライトレポートを読むのは好きだが、アクシデントレポートももっと読みたい。都合の悪いことはなかなか人前には出したくないものだが、そういうものこそ他人にとって価値があると思う。事故を減らすためにもそういうものはもっと出てきた方がいい、出した方がいい。

 
花形とはいえない部門、日の当たらない部署、厄介な仕事があるかもしれない。そこでは、人は腐ったり、投げやりな態度をとりがちだ。しかし、そこでどう振る舞うか、どんな仕事ぶりを見せるかを、周囲は必ず見ている。/奥田碩氏も「左遷」といわれたフィリピン駐在時代の仕事ぶりが認められたことが、その後の昇進につながったといわれている。人はどこかで見ている、見られているものなのだ。/トヨタグループのある企業の経営者は、若い社員に、よくこんな経験談をするという。「サラリーマンをやっていると、決していいときばかりではないが、そんなときも決してあきらめてはいけない。人は必ずどこかで見ているものだし、苦しいときに努力している人間は必ず報われるから」/大野耐一氏も、厳しい環境に弱音を吐きそうになる若手に、よくこうハッパをかけていた。「最後までがんばるか、途中で音を上げるかで人間の値打ちが決まってくる」/苦しいときに、どう生きるかで品格が決まり、ビジネス人生も決まってくる。「一人でも認めてくれる人がいるならがんばれる」としっかりと心に止めておきたい。

#はい。

 
年末に郵便局に年賀状の区分けアルバイトに行った。雪の降る寒い朝、郵便局の人がたくさんの使い捨てカイロを抱えて来た。そしてこう言った。「配達に出る人は寒いのでカイロを配ります。ただし渡すのは職員だけです」。/驚いた。寒いのは誰も同じだ。むしろバイクで配達する職員より、不慣れな道を自転車で行くアルバイトのほうが大変かもしれない。それなのに「職員だけ」と区別するのはどういう神経か。/同時に、こんなことをしていたら、職員、準職員、ゆうメイトといったさまざまな雇用形態の人がいる職場で一体感なんか保てるはずがない、と寂しい気持ちがした。

#いまどきどこの職場でも派遣社員さんがいることだと思う。知らず知らず差別するようなことがないよう気を付けたい。

 
かつて米国ケンタッキー工場に責任者として赴任した張氏は、トヨタ生産方式の定着に苦労し、大野耐一氏にたびたび手紙を書いている。そのつど、返事は、こう励ますものだったという。/「無理をせず、粘り強く」/理解と納得を得るには時間がかかる。コミュニケーションは回数が欠かせない。一つのことをやり遂げるためには、こうした粘り強さが決め手になる。

#ん。

 
評価:7点

 

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