『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』 池上正
小学館 08年1月刊
著者の肩書は、ジェフユナイテッド市原・千葉 ジュニア担当コーチ。
タイトルと内容にちょっとズレがあるように感じた。子どもを伸ばすというより、子どもをつぶさないためにコーチや親はこんなことをしてはいけません、というように読めてしまった。自分の子どもにサッカーをやらせている親にとって、耳が痛いことオンパレードだった。
以下、抜書き。#は感想。
千葉大学教育学部教授の話。「練習というのは、できないことをやるのが練習だ」「練習でできることばかりやっているのであれば、それは練習じゃない」
#子どもとは関係なく自分でも意識しておきたいこと。
・・・世話を焼かれて育つため、どんなことでも大人に確認しないと動けない子がいま増えているような気がします。/「コーチ、トイレ行ってもいいですか?」/子どもが私に了解をとりにきます。「行ってもいいですかっていうのは、コーチに決めてほしいってことでしょ。じゃあ、行っちゃダメ」と答えます。子どもは「えーっ、もれちゃうよ」と言いながら「だから、行ってもいいですか?」とまたコーチに決定を委ねる。そうすると、周りの子たちがだんだん「トイレに行く!って言えば、いいじゃないか」と言い出します。単純なことなのですが、そんなことさえ確認しないといけないような社会になっています。
#これは親がしつけないといけないと思う。自戒。
海外で子育てをした日本人の方によると「欧米の親は、子どもがみんなと違うことやりたいと言われると安心する。でも、日本の親は、みんなと違うことやりたいと言われると不安になる。みんなと同じように動いていると安心する」よく言えば、従順で調和を好む。悪く言えば、他人任せで主張しない。
#決して欧米が正しいというわけではないと思うが、自分の主張はするべきだと思う。言い出さなければ何も始まらない。言葉にしなければ何も伝えることができない。
評価:7点
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