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2010年12月15日 (水)

歌うクジラ(上・下)

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『歌うクジラ(上・下)』 村上龍  2010年10月刊 講談社

紙の書籍より前に、iPad専用アプリとしての電子書籍が出された。
私は紙の書籍で読んだ。電子書籍は今のところ興味ない。

タイトル及びきれいな装丁からは爽やかなイメージが喚起される。
村上龍はいろんなタイプの小説を書くが、その中でも私が好むタイプとのイメージが合わず、文庫化を待とうかなと思っていたが、好きな作家の新作を我慢するのはやっぱりできなくて、ハードカバーを買ってしまった。

読み始めてすぐに安心。爽やかなイメージとは全くかけ離れ、私の好きなタイプの村上龍らしさ全開。グロい。

近未来小説であり、こういうのをディストピア(反ユートピア)小説というらしい。

帯に「圧倒的な筆力と想像力」とあるが、まさしくそんな感じ。
この人の想像力はすごいと思う。

「取り戻せない時間と、永遠には共存し合えない他者という、支配も制御もできないものがこの世に少なくとも二つあることを、長い長い自分の人生で繰り返し確認しているだけなのだって、わたしは気づいたの」

 
評価:9点(村上龍を読んだことない人にはお薦めしない)

 

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