読書

2026年9月10日 (木)

俺たちの箱根駅伝

『俺たちの箱根駅伝』(上・下) 池井戸潤

 文春文庫 単行本は2024年刊

Photo_20260910182901 Photo_20260910182902

10月からTVドラマ化。

ドラマ化の情報を知ったときはまだ文庫化されておらず、ドラマが始まる前に読みたいなあ、と思っていたところ、ドラマが始まる1ヶ月前にようやく文庫発売。放送前に読み終えれるかなあ、とか思ってたけど、あまりにおもしろくて読み始めたら一瞬で読み終わった。

箱根駅伝は実はちゃんと見たことがない。正月の2日3日に中継されるのは知ってるけど、昔からその日にちに家にいたためしがない。10区あるとか、1区が20kmくらいあるとか、そんな基本的なことも知らなかったけど、そんな人にも箱根駅伝のおもしろさを伝えつつ、ところどころ泣かせつつ物語を構成する池井戸潤はさすが!

帯に写真を載せているのはいただけない。まったくキャスティングを知らないまま読みたかったわ。読了してからキャスティングを調べてドラマを観るのが楽しみになったし、何よりほんとの箱根駅伝を見たくなった!

 
評価:10点!

 

| | コメント (0)

2026年9月 2日 (水)

イン・ザ・メガチャーチ

『イン・ザ・メガチャーチ』 朝井リョウ

 日本経済新聞出版 2025年9月刊

Photo_20260902220001

今年の本屋大賞受賞作。

おもろかった。推しを題材にしためっちゃ今どきの小説。
推しについてかなりしっかり取材したんだろうなあ。

スピード感をもって読ませる感じの構成が随所に見られたが、この作品ならではかな?
この作者の他の作品も読んでみたくなった。

 
評価:8点

 

| | コメント (0)

2026年8月 1日 (土)

宇宙兄弟

『宇宙兄弟』(全46巻) 小山宙哉

 講談社 連載は2007年~2026年6月

46_20260801205401

感動!最終巻46巻を読むときは45巻から!ずっと泣きっ放し~

これは名作やね。もう1回、最初から読み直すに値する。

 
評価:10点!

 

| | コメント (0)

2026年7月29日 (水)

夏帆

『夏帆』 村上春樹

 新潮社 2026年7月3日刊

Photo_20260729104101

村上春樹の作品は文庫化まで待てずにハードカバーを買って読む。
相変わらずの文体でとても読みやすく、相変わらずの奇妙奇天烈なファンタジーで、いつものように現実と異世界が出てきて、でもストーリーテリングが上手いのでどんどん読めてしまい、気付いたら読み終わってた。

女性を主人公にした初の長編小説、という触れ込みだけど、今までの作品とあんまり変わってない。

 
評価:8点

 

| | コメント (0)

2026年6月28日 (日)

水滸伝(全19巻)

『水滸伝』(一~十九) 北方謙三

 集英社文庫 連載は1999年~2005年

1_2026062806080119_20260628061001

超絶熱かった~

宮城谷昌光の春秋戦国時代もので評判のいい長編をだいたい読んだので、次に手を出した中国歴史小説がこれ。全19巻という長さにびびってなかなか手を出せなかったけど、北方謙三の「三国志」は全13巻あってもめっちゃおもろかったので、意を決してこれに着手した。

読み始めてから5ヶ月弱で読み切った。おもしろくておもしろくて1週間に1巻のペース。

水滸伝についての予備知識は、108人の豪傑が梁山泊に集って、くらいのことしか知らなかったけど、北方水滸伝は原典の骨組みを使ってのまったく別物とのこと。この108人の描き方が熱い!どんどん命を落としていくんだけど、その語り口がとっても上手くて何度涙したことか。

そしてこの続きに「楊令伝」という作品があるらしい。この水滸伝を最後まで読んだらこの楊令伝も絶対読みたくなる。全15巻らしい。。

 
評価:もちろん10点!

 

| | コメント (0)

2026年6月 7日 (日)

空母いぶき

『空母いぶき』(全13巻) かわぐちかいじ

 小学館 連載は2014~2019年

Photo_2026060718320113_20260607183301

「沈黙の艦隊」がおもしろかったので、同じ作者かわぐちかいじ氏のこれを読んだ。

おもしろかった!

沈黙の艦隊は主に対アメリカの話だったし政治の要素もかなり入っていたけど、これは対中国の話で戦闘がメイン。

次は「空母いぶき GREAT GAME」を読もう、楽しみ~

 
評価:10点

 

| | コメント (0)

2026年4月19日 (日)

沈黙の艦隊

『沈黙の艦隊』(全32巻) かわぐちかいじ

 講談社 連載は1988~1996年

32_20260419174901

9月に映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」を観に行って、原作を読みたくなって読み始めてやっと読了。

おもしろかった~

潜水艦のバトルだけではなく、政治の話もふんだんに盛り込まれておりちょっと難しかった。。

映画の続編も制作決定されたようだけど、どこまで映画化してくれるのかなあ。
最後の方は政治の話なので最後までは映画化されないだろうけど。

 
評価:10点

 

| | コメント (0)

2026年2月 9日 (月)

ノースライト

『ノースライト』 横山秀夫

 新潮文庫 単行本は2019年刊

Photo_20260209214101

超絶良かった!

以前、読みかけて放置してしまっていたのをまた手に取ってみた。

横山秀夫は「半落ち」「クライマーズ・ハイ」「64」に続いて4作目。
そのすべてに10点付けた。

単にミステリーとしてのおもしろさだけではなく、物語世界に入り込めるし、ホロリとさせられもする。上手い。

主人公は建築士であり、ブルーノ・タウトという実在した建築家も重要な因子であり、読んだ人はみんなググると思う。

 
評価:10点

 

| | コメント (0)

2026年1月29日 (木)

八本目の槍

『八本目の槍』 今村翔吾

 新潮文庫 単行本は2019年刊

Photo_20260129210901

歴史好きな人にとっては良く知る「賤ケ岳七本槍」。それに対しての八本目の槍。

少し前に読んだ同じ作家の「幸村を討て」と同じような構成であり、七本槍の七人に石田三成を語らせる、というお話。七本槍の中でも超有名なのは加藤清正と福島正則。その二人を最初と最後に配し、実に見事な構成だった。

とってもフィクションなんだろうけど、この話が真実であったらいいなあ、と思わさせられるほど魅力的に石田三成像を構築していた。

 
余談だけど、この作品を読み終えた直後に見たTV番組「プレバト」で、キスマイの横尾が詠んだ俳句がこの作品にシンクロしてたので、ご紹介。

「六人の本音 奄美の冬銀河」

六人と八本では数が違うけど、そこは関係なく、この本の読後には沁みたわ~

 
評価:10点

 

| | コメント (0)

2026年1月22日 (木)

じんかん

『じんかん』 今村翔吾

 講談社文庫 単行本は2020年刊

Photo_20260122174501

帯にあるとおり、松永久秀を描いた歴史小説。
松永久秀は一般的には梟雄と言われ悪名高いが、実際のところはわかっておらず、この作品では別の解釈で描かれている。松永久秀の人生を織田信長が語るという構成もあり得ないだろうし、かなりフィクション色が強いと思われる。

この作品の根底にある思想は以下の通り(抜き書き)。

人は太古より争いを繰り返している。たとえそれで人が天地から消え去ることになろうとも、それが己の代で起こらぬ限りは止めようとしない。赤子から老人まで人世の大勢はいつも、/‐己の代には関わりない。/という無責任な考えで動く。このような愚かな生き物が止まるはずがないではないか。

これはまさしく今でもそうだと思われる。
トランプしかり、パリ協定から抜けるなよ。。

話が逸れたが、松永久秀は今年の大河ドラマでも登場予定で、あの俳優が演じるらしくとても期待している。あの俳優というのが誰かはお楽しみ。

 
評価:9点(10点でもいいくらいおもしろかったけど、やり過ぎ感が否めないので1点マイナス)

 

| | コメント (0)

より以前の記事一覧